引退
20数年続けてきたクロスカントリースキー競技を引退しました。
今シーズンでやめると前々から考えていたにも関わらず全く実感が湧かなくて、最後のレースをスタートする時でもまだその実感はありませんでした。
コース脇からは本当に沢山の声援をもらい、レース後半からようやく、このレースが最後なんだなという気持ちが出てきました。
レース後には僕たち引退する選手のために時間を作っていただき、その気持ちは更に強くなっていきました。
自然と涙も出てきました。。
それから2日経ってレースを振り返ってみようとすると、
断片的にしか思い出すことができず、なんか夢だったのかな〜と思うくらいです。
レース中は半分攣りながらで凄く苦しかったはずなのに、楽しかったなということばかり蘇ってきます。
選手生活も同様で、高校入学から数えて11年という時間を費やしてきましたが、1ヶ月に感じます。
本当にあっという間です。
大学卒業後、個人でスポンサーを集めて競技を続けていくという選択をしましたが、多くの応援してくださる方々がいなければここまでくることはできませんでした。
同時に、競い合い、目標にして、時には嫉妬すらしていた同期・先輩・後輩がいたからこそ、こんなにもがむしゃらになって競技と向き合ってくることが出来ました。
そしてその道を示してくれていたのは監督やコーチをして下さった方々です。
道具に頼る割合が高く天候に大きく左右される難しいこの競技で、レースに集中してこれたのは、サービスマンの方が毎回板を完璧な状態に仕上げてくれていたからでした。
レース後にも話させてもらいましたが、人との出会いに恵まれた競技生活で、
本当に幸せな時間でした。
これからは僕の第2の挑戦だと思っています。
戦っていくステージは変わりますが、今後も応援して下さると嬉しいです。
有難うございました。
引退された選手の皆さん、お疲れ様でした!
そして現役の皆さん、これからも楽しみにしています!
スキーって、最高だーー!
2018年3月18日